譜久里 武のBOXジャンプ
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投稿者:窪田 望都100mマスターズ日本記録保持者
譜久里 武のBOXジャンプ
日本マスターズ界のレジェンド。譜久里 武選手のトレーニングを紹介します!
譜久里 武選手は40歳以上の日本人、アジア人で初の100m10秒台スプリンターで、2013年の世界マスターズ100mでは銀メダリスト。
今年の世界マスターズでは、100mと4×100mRで世界新記録で金メダルを目標に頑張っている44歳のスプリンターです!
今日紹介する譜久里選手のトレーニングは「BOXジャンプ」です。
人は歩いているだけで足にかかる負荷は体重の1.2倍。走っていたら3倍。ジャンプしていたら6倍にもなります。
BOXジャンプはその足にかかる体重の何倍もの負荷を逆に利用して、反力に変えるというトレーニングです。
映像のように数台並べて、BOX間を一回の着地で連続して跳んでいきます。接地時間を短くするように心がけて行ってください。
そうする事で瞬発力とバネの強化につながります。
瞬発力やバネのパワーだけではなく、技術にもつながります。
まずは上半身の使い方です。
うまく地面から反発をもらうためには、上半身をうまく使えないと出来ません。
上半身の動きは下半身との連動を気をつけて行います。
足が地面に着く瞬間に腕振りを後ろから前へタイミング良く振る事が重要なポイントになります。腕振りも肘が止まった腕振りでは無くて、手首、肘、肩関節がしっかり動くように意識してください。
うまく出来ると、着地した瞬間ポーンと上に跳ねる感覚を得ることが出来ますよ!
次は下半身の使い方です。
まず絶対してはいけない事は、つま先でジャンプする事です。
接地面が少ないだけで衝撃に耐えれなくなって、反発をもらえません。
つま先をしっかり上げて足裏全体で着地をし、足首、膝、股関節をしっかりロックして行ってください。
また膝を伸ばしきったままだと、それも反発をもらえないので、着地の瞬間は若干曲げてください。
譜久里選手の身体の使い方はすごく上手で接地時間も短いですね。参考になりますので是非ご覧ください!
[映像は「譜久里武」様の作品です]
筆者
窪田望都(くぼたもと)
*陸上競技選手(100m:10秒46)
国士舘大学出身。大学時代は4×100mR、1走のエキスパートとして日本選手権リレー3位に貢献。
投稿者:窪田 望都100mマスターズ日本記録保持者
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