【重心移動を身につける】ハードルまたぎ
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
投稿者:加藤淳スポーツコーチ
【重心移動を身につける】ハードルまたぎ
ハードルまたぎを行う事で、上半身と下半身の連動、重心移動を上手く行えるようになります。また、股関節の柔軟性&可動域を高め怪我しにくい体を作る事が出来ます。ウォーミングアップで取り入れている選手も多いと思います。
ハードルまたぎは、ランニング時にストライドが出せない、腰が低い方におすすめです。
映像は、08年北京五輪陸上男子400メートルリレー銅メダリストで、昨年9月に現役を引退した高平慎士選手のハードルまたぎを行っているものです。(自己ベスト100m:10秒20 200m:20秒22)
それでは、日本を代表する短距離選手であった高平選手のハードルまたぎを見て、ポイントを整理していきましょう。
◆ハードルまたぎのポイント
・腰の位置が高く保ち、またいだ脚を体の正面まで持ってきています。
・骨盤は後傾しないように、立てるか少し前傾を心掛けます。後傾してしまうと、支持脚の膝が曲がり、腰が落ちてしまいます
・支持脚の踵を地面に着き続けます。踵を着ける事で、お尻の大きな筋肉を使う事が出来ます。
【アスリートビュー】
高平選手はまたいだ足への乗り込みがとても上手く行えています。後ろの選手は、腰が残った状態でハードルをまたいでいるため、重心移動が上手く行えていません。高平選手のように、上手く腕を使い、上半身と下半身を連動させる事で、腰の入った重心移動が出来るようになります。
ハードルがなくてもこの動作は行えるので、是非ランニング前に取り入れてみてください。重心移動が上手く行くことで、ストライドが大きくなりタイム短縮に繋がるかもしません。
※動画は、「月間陸上競技」様の作品です。
**********************
筆者
飯田将之(イイダマサユキ)
元陸上競技選手110mH・早稲田大学→ミズノトラッククラブ
110mHで高校、大学の日本1位になる。
競技転向をし、現在7人制ラグビー専門チーム「サムライセブン」に所属し、東京オリンピックを目指している。
**********************
投稿者:加藤淳スポーツコーチ
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-
20年以上破られない世界記録①
陸上競技には20年以上破られていない世界記録がいくつも存...
2015年06月03日
-
銅メダリスト!ベテラン、塚原直貴のウォーミングアップ
塚原直貴選手は100m、10秒09の日本歴代7位の記録を...
2015年12月10日
-
男子走り幅跳び 非公認の大ジャンプ
走り幅跳びは、物凄いジャンプをしてもファールだともちろん...
2015年09月19日
-
M・ファラーのトレーニング①
モハメド・ファラーは現在、世界の中長距離界において無敵の...
2015年10月20日
-
【アサファパウエル選手に学ぶ】爆発的なスタートにつながるウエイトトレーニング
100mで9秒72の記録を持ち、ウサインボルト選手ととも...
2017年01月18日
-
クロスカントリー走の効果
クロスカントリー走というトレーニング方法をご存じでしょう...
2015年10月20日
-
2011年、福島千里SD
こんばんは、今日は女子200mの予選と男子200mの準決...
2016年01月28日
-
名門校のトレーニングを参考にしてみよう!【京都洛南高校】
-
【重心をスムーズに移動させる】マークドリル「ストップ」
-
アリソン・フェリックスに迫る
-
【アサファパウエル選手に学ぶ】爆発的なスタートにつながるウエイトトレーニング
-
アリソンフェリックスのサーキットトレーニング
-
リオへ向けて!ジーターもトレーニングを公開!
-
【アシステッドスプリント!】 ~いつものスピードに更なるスピードを加えよう~
-
ランニング基本のフォーム
-
【陸上100m】 桐生選手のハードルドリル
-
素早いハードリングを身につけよう!1歩ハードルトレーニング
-
ルメートルのスタート
-
ボルト&ブレイク 大会前アップ
-
【キレのある動きを求めて】素早い動きの獲得に!「ステッピングトレーニング」
-
世界室内選手権から見るスタートの極意
-
【早く走るための要素が詰まっている】速歩きでスプリントを磨こう!
-
【中・長距離の選手へ…】スタンディングスタートの構え方
Category New/カテゴリー新着情報
- 【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
- 【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
- 下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
- エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
- 【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球