【4スタンス】A2の特徴
【4スタンス】A2の特徴
4スタンスのチェックを皆さんはしていただけたでしょうか?今日は自分がなにタイプかお分かりになった方、そしてA2だった方には必見です。
A2タイプの方は、つま先の外側に重心があります。A1は内側でしたが、A2は外側です。A2の方は身体を動かすポイントが4つあります。「みぞおちの裏」・「ひじ」・「膝」・「薬指」です。
A1と同様に、ランナーの方に比重を置いて解説していきます。
まず、腕振りです。A2タイプの方は走っているときに肩がほとんど動きません。(上下左右のブレが少ない)そして、腕振りですが、上半身の上のほうで腕振りをすると振りやすいとされています。また、脇を閉めながら身体に沿って腕を振ることができるので、きれいな走り方ができます。
走り方のポイントですが、こちらはA1と同様にみぞおちが前に引っ張られているようなイメージで走ると加速している感覚が掴めるでしょう。前からなにかに引っ張ってもらう練習をすると効果的です。また、腰も高い位置をキープしながら走れるので、腰を高めにして走るようにしてみるといいですね。
接地のときもつま先から地面に着くようになります。これは母子球側のつま先に治していきたいのですが、地面に軽いタッチが可能なので、ピッチ走法が薦められています。体格によって走法は異なるのですが、ピッチをあげることが得意と考えていただけるとよいです。なぜなら、高い腰の位置から接地の短い走りが出来ることで回転数をあげられるからです。A1と異なり、つま先の外側に重心があるので、接地時間が長いと外に力が逃げてしまう可能性があります。短い接地時間を意識したいですね。
また、スタートのときは(スタンディング・クラウチングともに)前足のつま先に重心を乗せると一歩目の重心移動がスムーズにできるでしょう。
そして、A2タイプのトップアスリートを紹介していきましょう。
野球選手、王貞治など
サッカー選手、長友佑都など
陸上選手、高橋尚子・ウサインボルトなど
ボルトの走りを例に考えてみましょう。
ボルトは肩のブレが少なく、脇を閉めて胸元の辺りで腕を振っています。A2の特徴に当てはまりますね。そして、加速区間ですが、姿勢がまっすぐに見えると思いますが、少し背中が反っています。胸が突き出ているという表現でも良いでしょう。みぞおちを引っ張られているかのように、前へ前へと突き出して重心を移動させています。また、ひざと肘の動かすタイミングが見事にかみ合っています。ポイントを活かした走り方をしています。世界記録が出たこのレース。人類がお手本にするべき走りではありますが、タイプが異なるとこの走りでもここまで記録が伸びることはなかったでしょう。
A2タイプの方はぜひ参考にされてみるとよいでしょう。長距離であれば高橋尚子さんの走りが素晴らしく参考になります。ゴールドメダリストの走りは本当に素晴らしいですよね。
この映像は「Žiga P. Škraba」さまの作品です
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-
【捻挫からの早期回復に】捻挫の腫れに使えるVoodoo バンドテクニック
こんにちは、アスレティックトレーナーの佐々木です。 ...
2017年02月20日
-
【早期復帰のために】肉離れになってしまった場合に自分で出来ること
真夏の暑さから解放され、少し涼しくなってきたこの時期。 ...
2016年09月25日
-
レブロンのフィジカルトレ
NBAのキングに上り詰めているレブロンジェームズのフィジ...
2015年06月13日
-
レッグカール
今回は、ハムストリングの強化を目的としたレッグカールの紹...
2015年04月24日
-
メイウェザーミット打ち練習風景
地球上で最も稼ぐスポーツ選手、メイウェザー。彼の年収は推...
2015年04月29日
-
100kgの重りをつけて懸垂出来ますか?
自重トレーニングで良く行うメニューをあえて重りをつけて行...
2015年09月23日
-
【肩甲骨や身体の後ろ側を強化!】身体の連動性を高めるゆりかご運動
身体の後ろ側を全体的に鍛えることの出来る、ゆりかご運動を...
2018年08月12日
-
タバタ式6畳フィットネス
-
足裏アーチを形成するトレーニング
-
アメリカの水泳サイト”Faster Swimming”オススメのコアトレーニング
-
【体幹部強化&ハムストリングス柔軟性向上】補強におすすめ!「リバース・ワームウォーク」
-
軽負荷で全身運動が可能!筋トレ初心者にもおすすめ、ダンベルクリーン
-
たった3分で追い込める!腹筋強化メニュー②
-
かっこいい身体は腹直筋だけじゃない!腹斜筋も鍛えるべし!
-
腸腰筋を鍛えるための補強エクササイズ【上級編】
-
【なまった体に!】4分間で追い込むサーキットトレーニング【脂肪燃焼にも◎】
-
凄すぎて気持ちがスッキリ!超絶パフォーマンス
-
葛西選手の砂浜連続ジャンプ
-
お洒落でカッコいい筋トレ!スコーピオンキックスルー
-
フリーウエイトとマシントレーニングの違い
-
【自分の持つ力を発揮しやすくする!】筋トレ中の呼吸法「バルサルバ法」
-
【ダイエット】太もも痩せ編
-
【最初の3歩を速くする】アメフト選手が行うアジリティトレーニング
Category New/カテゴリー新着情報
- 【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
- 【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
- 下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
- エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
- 【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球