アスリート視点で見る、牛・豚・鶏、それぞれのメリット
アスリート視点で見る、牛・豚・鶏、それぞれのメリット
お肉といっても種類はたくさんあります。
タンパク源にはどのお肉を食べたらいいの?と疑問に思う人も多いと思います。
鶏肉、豚肉、牛肉、3種類のお肉の特徴について見てみましょう。
○鶏肉
低脂質で高タンパク!!
鶏肉は他の肉と比べると脂質に対するタンパク質の量が多いです。
鶏肉は脂質が皮に集まっているため、皮を剥けば大幅なカロリーダウンをすることができます。
筋肉の補強をしたい方や、減量をしている人に効果的です。
また、豚肉、牛肉よりも消化がしやすい為、胃の負担が軽減できます。
コラーゲンも多く含まれており、コラーゲンはビタミンCと一緒に取ると吸収率がUPします。
唐揚げに添えられているレモンはさっぱりさせるだけではなくこのような効果もあったのです!
○豚肉
豚肉は鶏肉、牛肉と比べるとビタミンB1が豊富に含まれています。
部位によって違いはありますが約5~10倍も多く含まれています。
B1は米などに含まれる糖質をエネルギーに変える代謝を助ける働きがあり、
運動で消耗したエネルギーを補給するのに大切なもので、疲労回復効果が期待されます。
豚肉といえばトンカツ!おいしいですね私も大好きです。
トンカツもいいですが冷しゃぶなどでたっぷりの野菜と一緒に取ると良いです。
特にタマネギやニンニクなどと一緒に取ると吸収率が上がるのでオススメです。
○牛肉
牛肉には鉄分(ヘム鉄)が豊富に含まれています。このヘム鉄は野菜や海藻類などに含まれる鉄分(非ヘム鉄)よりも吸収率が高く約5倍も違います。
鉄は良質なタンパク質と取ると良いとされている為、良質なタンパク質で尚且つ鉄を含んでいる牛肉は貧血などに効果的と言えます。
また亜鉛も多く含まれており、この亜鉛は筋肉を作る働きを高める効果があります。
このようにお肉でも特徴が違います。
目的によってお肉を食べ分けてはいかかでしょう。
********************************************************
森 裕耶
管理栄養士、調理師
▷円盤投げの選手として全国大会などで活躍。
現在は管理栄養士としてスポーツクラウドで栄養の面からアスリートを応援している。
********************************************************
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-
【疲労が全然抜けない…】激しい運動後に起こる内臓疲労の影響と対処法
長時間の練習後やマラソンなどの試合後は筋肉にダメージが入...
2017年06月20日
-
砂糖水でモチベーションアップ!?
勉強・スポーツ・仕事…ここ一番やる気を出さなければいけな...
2015年09月17日
-
体作りをサポート【ミネラル】
ミネラルは今まで解説した栄養素の中で一番不足しがちな栄...
2015年04月01日
-
【試合当日】試合直後の食事で気を付けるべきこと!
試合前日、試合当日の食事法は紹介しましたが、 今回は試...
2016年10月29日
-
【一日一杯飲んで風邪予防!】朝ココアのすすめ
肌寒い季節にぴったりな「ココア」。寒い外から帰ってきた後...
2016年10月14日
-
リカバリープロテイン
数多くのプロテインが市販されていますが、「回復」に特化し...
2015年09月03日
-
酸素の取りすぎに注意?
皆さんは、活性酸素という言葉を聞いた事がありますか? ...
2015年05月12日
-
【試合前日】試合に向けて食事で気を付けるべきこと!
-
【スプリントパフォーマンスの向上にも!】サプリメントでアプローチ「アルギニン編」
-
バランス献立をマスターしよう!
-
白ごはんは味噌汁と相性抜群!セットで食べるべし!!
-
プロテインを飲むなら、水・牛乳・豆乳!?それぞれの特徴を紹介します。
-
【疲労が全然抜けない…】激しい運動後に起こる内臓疲労の影響と対処法
-
冬の味覚の王道「カニ」の栄養!あなたはカニみそ派!?身派!?
-
『補食』の役割
-
【筋肉】をつける食材はコレだ!筋肉食材5選!
-
膝痛改善 ストレッチ
-
優秀すぎる!改めて見直すオレンジジュースの栄養価
-
焼き肉に行ったら食べてほしい!】ミネラルが豊富な『内臓肉(ホルモン)』
-
【試合当日】試合直後の食事で気を付けるべきこと!
-
ビタミンCを多く含む食品
-
やる気をアップし運動効果をあげよう!テストステロンの働きを高める3つの栄養戦略!
-
食欲を2割おさえる ◯◯方法
Category New/カテゴリー新着情報
- 【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
- 【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
- 下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
- エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
- 【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球