【スピードアップにつながる接地ドリル】坂道や砂浜でも行ってみよう!
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投稿者:加藤淳スポーツコーチ
【スピードアップにつながる接地ドリル】坂道や砂浜でも行ってみよう!
今回は、接地を意識したドリルを紹介します。
速く走るには、体幹部の周りの大きな筋肉を使い、その力を地面にうまく伝える事が大切になります。
地面に正確に力を伝えるためには接地のスキルが必要になります。
そこで、スピードアップにつながる接地ドリルを紹介します。
接地でブレないように、しっかりと足裏や足の指を使い、接地のスキルを高めていきましょう。
《やり方》20~30m行いランニングにつなげる 2~4本程度行う
① 脚を伸ばした状態で、前方に脚を振り出します。
② 振り出した時に、上体が後傾しないように真っ直ぐの状態で行います。
※腕振りをしっかり行うと後傾しにくくなります。
③ 接地は重心の真下で行う。足が身体の真下に来るように行う。
④ 足首は、背屈した状態を保って行います。※つま先が下がらないようにする
《ポイント》
接地は、かかとを少し浮かせた状態行い、接地がブレないように足の指で地面をしっかり掴みます。
上体は、前傾を意識して行うと身体が前に加速する感覚が得られやすくなります。
《環境をかえて行う》
上り坂や下り坂でやってみよう!
「上り坂で行う」
・地面をしっかり押さないと前に進めない。
・脚だけではなく腕振りなど上半身で身体を引き上げる必要がある。
「下り坂で行う」
・ブレーキをかけないように接地を行う。必然的に、接地時間は短くなる。
・重心の真下で接地しやすくなるので、乗り込みイメージがつく。
普段行っているスプリントドリルを、坂や砂浜(砂場)を使って環境を変えるだけでも接地の感覚や意識するポイントがかわってくると思います。
色々なことにチャレンジして充実した冬期練習を行ってください。
この映像は、「seita108」様の作品です。
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【筆者】
飯田将之(イイダマサユキ)
元陸上競技選手(100m:10秒50 110mH:13秒73)
110mHの選手としてインターハイ、インカレで優勝。
早稲田大学卒業後はミズノの選手として活躍し、シンガポールオープン金メダルなどの実績を残す。
現在は7人制ラグビーに転向し、東京オリンピックを目指している。
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投稿者:加藤淳スポーツコーチ
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